ブラック・ジャック
第18話「二度死んだ少年」
『作品内容』
ニューヨークで殺人犯の少年(ケン一)は逃げていくうちにビルの屋上から落ちてしまう。
駆けつけた医者(ノタアリン)は死んでいると診断するがハリー警部(丸首ブーン)は脳波を調べるように言う。
かすかに残った脳波であったが手術は困難を極める事は必至。
ブラックジャックの元に手術の依頼が来るが彼は断る。
ホテルでゲーブル博士(ゴア)が手術をおこなうという事をボーイ(ラムネ、カルピス)から聞く。
手術は公開され、ブラックジャックもそこにいた。
心臓、脳波は停止し、手術は一時中止する。
ゲーブルはそこにいたブラックジャックに助力を頼む。
しかし、ブラックジャックが助けた事は内密にするように話す。
手術は成功し、少年は命を取り留める。
裁判が再度おこなわれ陪審員(ランプ、天下太平、ハム・エッグ、レオ、パンチ)は結論として有罪を出す。
裁判長(豚藻負児)は有罪として死刑を宣告する。
裁判を傍聴していたブラックジャックは
「死刑にするため助けたんじゃない!!」
と叫ぶが退場させられる。
最後に少年は電気椅子に座り、牧師等(オッサン、レッド公)にブラックジャックへの感謝の言葉を残す。
<参考文献:チャンピオンコミックス>
『図版使用書籍』
手塚治虫 マンガの魅力(1979年)
手塚治虫 ロマン大宇宙(下)(1995年)
手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから(2013年)