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「ピピちゃん」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1951年12月号
〜1953年05月号
- おもしろブック 集英社 B5判 連載 -
1979年12月10日 復刻シリーズ5 ピピちゃん 手塚治虫ファンクラブ京都 A5変形判 りぼん55年10月号付録版復刻 -
1982年03月20日 手塚治虫漫画全集137巻 ピピちゃん 講談社 B6判 -
2009年10月25日 手塚治虫オリジナル版復刻シリーズ 冒険狂時代・ピピちゃん 国書刊行会 A4判 雑誌復刻版

『作品内容』
第1回
増えすぎた人口をどうするのか,会議が行われていた。
海に活路を見出すべきだと主張する博士は自らの息子を人魚に改造してしまう。
水中人間第一号となった坊やは海に出る。

第2回
鮫の卵をいたずらしていた坊やは追いかけられて,亀のお母さんに助けられる。
息子のガボちゃんと仲良くなった坊やはピピと呼ばれ,甲羅を捜しにでるが漁船に拾われてしまう。
そんな時博士は30年の刑に処せられていた。

第3回
サーカスに売られようとしていたピピちゃんたちはガボちゃんの甲羅に隠れることで逃亡に成功し,
お母さんに再会する。

第4回
お母さんがせっかく砂浜に産めた卵を掘り返して投げっ子をしてしまうガボとピピ。
残った卵のうめた場所を地図に記したピピだったが,その地図を鷲に奪われてしまう。
さらにその地図は人間に拾われ,宝の地図と勘違いした彼らは砂浜へと迫る。
人間を追い払うため夢中になった二人は結局残った卵を投げつけてしまう。
ピピちゃんの冒険
競り市にかけられる人魚の女の子。
ジュゴンに買われた彼女の元に現われるピピ。
彼女を自由の身にしたものの,実は尻尾の部分はただのズボンで,普通の女の子だったのだ。
第5回
亀のお母さんを人間の船につぶされてしまった二人。
その船の人間をやっつけるために人間の格好をして上陸するピピとかばんになったガボ。
ホテルでピピが選んだのは浴室だった。

第6回
ある書類の泥棒に間違われたピピとガボは探偵に追いかけられてしまう。
その泥棒にはガボが噛み付いていたため,指を汚しているはずだと知らせる。
書類の持ち主はピピの感謝し,自宅へと招待する。
第7回
そのおじいさんはダチョウのポリネシアを女中代わりに使っていた。
ポンカン先生と名乗る彼はその大事な書類はサボン博士の研究成果なのだと話す。
そのザボン博士こそはピピのお父さんなのだが…。
ザボン博士に共感しているポンカン先生は人間の海への進出について話し,ピピは反発する。
汽車に飛び乗ったピピたちを追うポンカン先生。
乗客でハム・エッグ出演

第8回
汽車の中で氷付けになってしまったピピは水族館に送られてしまう。
水族館の中の魚たちと力を合わせてピピは脱出に成功する。
そこに現われたのはピピを捜していたというとあるお嬢様。

第9回
ピピたちを捜すポンカン博士たち。
ガボの入ったかばんと勘違いしてその中にあった緋色の真珠を飲み込んでしまったポリネシア。
その頃ピピとガボはお嬢様のお屋敷にいた。
お嬢様のお父さんは緋色の真珠の持ち主で,そこでポンカン先生と再会する。
ポリネシアを殺して真珠を取り出そうとするのをとめるピピは自分が真珠を捜してくるという。
そしてこの男こそ亀のお母さんをつぶしてしまったノーチラス号の船長だった。

第10回
ネモ船長に抵抗したガボは牢屋に入れられてしまう。
ピピは緋色の真珠を探して海に出る。

第11回
真珠に包まれた車を見つけたピピちゃんはそれに乗って緋色のつばを出す真珠貝を探しにでる。
その車は実はしゃべることができるのだった。

第12回
深海で真珠貝を捜すピピたち。
その頃ポンカン先生はピピの生い立ちをお嬢様に話していた。
二人はザボン博士のいる刑務所に面会に行き,ピピに会ったことを話す。
緋色の真珠を見つけたピピはネモ船長に見せるが,欲深の船長は真珠の車もよこすように迫る。
怒ったピピたちはガボを連れて脱走する。

第13回
3人はとある海岸へとつく。
そこは機械の世界で,その車はエンジリンと呼ばれる王子だった。
島には昔は人間がいたが,博士が機械をぜんぶロボット仕掛けにし,その後病気により人間はいなくなった。
エンジリンはピピたちを王にしようと提案してしまう。

第14回
王様になりたくないガボは島から出ようとするが,エンジリンはノーチラス号をやっつける約束をする。
屋敷に帰ったネモ船長はピピを逃がしたとポンカン先生に告げる。
追い出された先生はポリネシアの卵の中から緋色の真珠を見つける。
これを売ってピピを捜そうとする先生。
ネモ船長の屋敷の使用人でオッサン出演

第15回
真珠をねらうギャングに追われる博士とポリネシア。

第16回
いよいよ土地がなくなり海に目をむけ始めた人類。
ピピの住む機械の島にも人間が来るが,ピピたちに追い出されてしまう。

第17回
島で政治を執るピピとガボ。
そこでは人間を受け入れるかどうかの議論が続いていた。
そんな時,島には以前乗り込んできたアロハ号の船員がふたたび現われていた。
アロハ号の船長でブク・ブック,船員でオッサン出演

第18回
エンジリンはタイヤがパンクしてしまう。
それを直すガス溶接機を取りにガボは宮殿に向かう。
そこで人間はめちゃくちゃに破壊をしていた。
ガボは人間にやられてしまう。

第19回
宮殿をのっとった船員たちだったが,誰もいないことに疑念を感じていた。
ピピは人間の格好をして1年に1度来る大津波のことを彼らにつげに行く。
船長に人魚だと見破られたピピは追われる身となる。

第20回
大津波にすべてさらわれてしまった宮殿。
嘆くエンジリンを横にピピは人間たちを気の毒に感じていた。
そんな感情を持つピピをやはり人間だというガボ。
それに反発するピピとは兄弟げんかを始めてしまう。
彼らはまずノーチラス号を探しに出る。

第21回
ピピたちはピピが始めて海に出た場所へたどりつく。
そこで博士の屋敷に泊まっていた兄弟(兄は手塚先生)と出会う。
手塚は屋敷の中で博士親子の写真を見つけ,ピピが博士の子どもだと気づく。

第22回
手塚の画室にあのお嬢様が現われ,ピピの事を聞こうとする。
ピピは妹と町に出ていた。
そこで橋から川に落ちた子どもの救出をする。
病院までいっしょに行ったピピはその子がドッグフル判事の子どもだと知り,
ポンカン先生と再会する。
先生はピピの両親が刑務所に入っていると判事の奥方に告げる。

第23回
刑務所から博士たちを出すにはお金が必要であった。
そんな時ネモ船長の娘ヒヤシンスが白熱団というギャングにさらわれた報せが入る。
彼女の救出にでるピピとガボとエンジリン。

第24回
エンジリンをわざと白熱団に連れて行かせるピピ。
彼らの隠れ家でヒヤシンスと再会するピピ。
そしていっしょに逃げることに成功する。
一方,ガボはエンジリンを逃がすための身代わりの車を作る。
白熱団の一味でタコ出演。

第25回
偽物の車の中でガボは白熱団と取引をしていた悪党から緋色の真珠を取りもどす。
その頃うまく逃げおおせたピピとヒヤシンスはネモ船長との再会を果たす。
そこに居合わせたポンカン先生に緋色の真珠を渡し,両親の仮出獄証にする。
ふたたびピピを連れて行こうとするネモ船長,怒りをあらわにするヒヤシンス。
そこへ現われたザボン博士夫妻。

<参考文献:国書刊行会復刻シリーズ>

『一口メモ』
最終回でネモ船長に用があるといったピピちゃんのその決意はなんだったのか,
いまは謎の中です。

『原形作品』
化石島
(1951年・書下ろし単行本(一エピソード)

『図版使用書籍』
手塚治虫大全(1997年)
手塚治虫キャラクター図鑑1(1998年)
陽だまりの樹公演プログラム(1998年):講談社全集表紙
手塚治虫博物館:小林準治著(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
Comnavi Vol.10(1998年)
僕らの愛した手塚治虫(2006年)
僕らの愛した手塚治虫<激動編>(2012年)