「メトロポリス」
『作品内容』
人造細胞の研究を進めるロートン博士(豚藻負児)。
蛋白質から細胞への進化が旨く行かなかったが、太陽に出来た黒点に
よる放射能でそれが可能になる。
それに目をつけたレッド党の党首レッド公はその人造細胞を使って超人を作ろうと思いつく。
レッド公に脅されてミッチィと名づけた人造人間を完成させた博士だったが、その後屋敷に火をつけ、ミッチィと供に姿をくらます。
ミッチィには常に仮面をかぶせ、素顔は見せないようにしていたのだがひょんな事からミッチィは外に出てそこでケン一と出会う。
二人はミッチィのモデルになった石像を博物館で見付け、互いに驚く。
しかし、その博物館の館長は実はレッド党員であり、ミッチィの写真をレッド公のもとに持っていく。
レッド公は党員(ランプ、ハム・エッグ、ノールス・ヌケトール等)を引き連れて博士のもとを訪ねる。
そこへ現れたのが探偵ヒゲオヤジ。
退散するレッド公であり、命を引き取ったロートン博士に代わってミッチィを養育する事をヒゲオヤジは心に決めるのだった。
警察に出向いたヒゲオヤジは警視総監のノタアリン、ガニマール警部、シャーロック・ホームズ氏に会いレッド公探索に力を貸すように要請される。
ヒゲオヤジは一旦はレッド党に捕らえられるが、そこで出会った奴隷として働かされているロボットのフイフイ等に助けられ、さらに太陽の黒点による放射能でうまれた巨大ネズミ・ミキマウス=ウォルトディズニーニによる混乱の中脱出に成功する。
ミッチィは自分のほんとうの両親を捜すために、船へ乗り込むがそれはレッド党員ばかりが乗っていた。
レッド公から自分が人造人間だと聞かされたミッチィはロボット達と結束して人間への復讐を果たそうとメトロポリスへ乗り込む。
その頃ヒゲオヤジ達はレッド党が作り出していた太陽の黒点を消す事に成功する。
メトロポリスでケン一と戦うミッチィであったが、太陽の黒点の消去によってその人造細胞にも限界が来始めていた。
ケン一やベル博士(花丸博士)等に見守られながらその心臓をも溶けていくミッチィ。
ロートン博士の召し使いでオッサン、
中国剣術使いでタコ、
海清掃業(?)でラムネ,カルピス(p.106)が出演。
<参考文献:角川文庫>
『図版使用書籍』
手塚治虫マンガ漫画館(1977年)
アサヒグラフ4月29日号(1977年)
絶体絶命12月号(1977年)
手塚漫画のはじまり(1980年)
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫まんが大研究(1982年)
手塚治虫漫画40年(1984年)
SPA!2月23日号(1989年)
アサヒグラフ2月24日号(1989年)
手塚治虫の世界(1989年)
コミックトム4月号(1989年)
コミックボックス5月号(1989年)
手塚治虫展図録(1990年)
わたしの手塚治虫体験(一)(1990年)
Siesta 9/10月号(1991年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫論(1992年)
手塚治虫はどこにいる(1992年)
コミックギルド創刊号(1994年)
手塚治虫のタカラヅカ(1994年)
過去と未来のイメージ展図録(1995年)
こころにアトム(1995年)
マンガの神様!(1995年)
月刊カドカワ9月号(1995年)
月刊広告批評2月号(1996年)
手塚治虫大全(1997年)
もっと知りたい手塚治虫(1997年)
フィギュア王 no.11(1998年)
陽だまりの樹公演プログラム(1998年):講談社全集表紙
手塚治虫博物館(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
手塚治虫キャラクター図鑑1(1998年)
ダ・ヴィンチ8月号(1998年)
てんとう虫1月号(1999年)
メトロポリス The Movie メモワール(2001年)
フィギュア王NO.40(2001年)
鉄腕アトムの軌跡展図録(2002年)
SF Japan Vol.03 手塚治虫スペシャル(2002年)
図説鉄腕アトム(2003年)
手塚治虫講演集「未来への遺言」(2003年)
僕らの愛した手塚治虫(2006年)
手塚治虫の「新宝島」(2007年)
東京人 2008年12月号(2008年)
フィギュア王No.129(2008年)
僕らの愛した手塚治虫2(2008年)
「地上最大の手塚治虫」展(2012年)
手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから(2013年)
手塚治虫とキャラクターの世界(2013年)
手塚治虫美女画集(2014年)
僕らが愛した手塚治虫<復活編>(2016年)
手塚治虫ぴあ(2016年)
手塚治虫表紙絵集(2016年)
手塚治虫の世界(2017年)
てんとう虫10月号(2018年)
手塚治虫語辞典(2023年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)
『映像化』
メトロポリス
(2001年:マッドハウス製作・劇場用アニメ)
『関連映画』
1926年「Metropolis(邦題:メトロポリス)」
(監督:フリッツ・ラング)
ちなみにこの映画が後年再公開された時プレスシートやらプログラムに手塚先生が文章をよせている。