「来るべき世界」
『映像化』
フームーン
(1980年:手塚プロ製作・テレビアニメ)
『作品内容』
馬蹄島で山田野博士が見付けたのは奇妙な動物達、そして人類の進化した姿「フームーン」だった。
博士の捕獲したロココはひょんな事からヒゲオヤジをウラン連邦まで飛ばしてしまう。
そこで地下工場で強制労働をさせられるヒゲオヤジは科学省長官のウイスキー(アルベルト)の息子のイワン、新聞記者のロックと出会う。
ヒゲオヤジをロココと供に探すケン一はフームーン達の恐るべき計画を知る。
地球を包むガス雲のことを知ったフームーンは地球上5万種の動物
達を円盤に乗せ地球脱出を図っていたのだ。
おりしもその頃地球上ではウラン連邦のレドノフ(レッド公)とスター国のノタアリンの不和から全面戦争に入っていた。
自分の種族を裏切ってケン一に味方するロココは円盤の製造法を明かす。
それを請け負ったのはかつてルンペンであったランプだった。
ランプは大量の円盤を製造するが金持ち以外にはチケットを渡そうとはしなかった。
怒る暴徒は円盤を壊し始める。
最期の一機に乗り込んだランプだったがそこにはヒゲオヤジ等も乗り込んでいて、ランプはあえなく円盤から落ちて命を落す。
地上では迫り来るガス雲のために荒らしが巻き起こり、レッド公とノタアリンもかつての暴挙をあい改め手を握り合っていた。
フームーンの円盤が地球を去って後、地球にガス雲が迫った。
しかし、それはただの酸素であった。
泣き崩れるケン一を宥め、山田野博士達は最期のフームーンのロココを眠らせて宇宙へ飛ばす。
ヒック氏でハム・エッグ、
原子力委員でチルチル、
テレビ局員でクッター(p.60)、
警察でブク・ブック(p.61)、
スター国民でノールス・ヌケトール(p.64)、
ウラン連邦大佐でボローキン、
長屋の住人で六角、
ムッシュー・アンペア、
タコ、
ユモレンスクの村長で豚藻負児、
村民のラムネンコ、ブタノフでラムネ,カルピス、
その他フランケンシュタイン、
ヒョウタンツギが出演。
<参考文献:角川文庫>
『一口メモ』
もとは1000ページあったものを発表の際削って、400ページにしたという話は有名。
『図版使用書籍』
現代漫画6 手塚治虫集(1970年)
手塚治虫マンガ漫画館(1977年)
現代まんがシアター1 手塚治虫(1979年)
ムー創刊第3号(1980年)
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫漫画40年(1984年)
アサヒグラフ2月24日号(1989年)
手塚治虫の世界(1989年)
コミックボックス5月号(1989年)
手塚治虫展図録(1990年)
手塚治虫とっておきの話(1990年)
わたしの手塚治虫体験(一)(1990年)
Siesta 9/10月号(1991年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫論(1992年)
手塚治虫はどこにいる(1992年)
手塚治虫と路地裏のマンガたち(1993年)
コミックギルド創刊号(1994年)
手塚治虫のタカラヅカ(1994年)
「来るべき世界」構想ノート(1994年)
過去と未来のイメージ展図録(1995年)
こころにアトム(1995年)
マンガの神様!(1995年)
月刊カドカワ9月号(1995年)
手塚治虫のふるさと・宝塚(1996年)
月刊広告批評2月号(1996年)
手塚治虫大全(1997年)
フィギュア王 no.11(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
ダ・ヴィンチ8月号(1998年)
誕生!「手塚治虫」(1998年)
コミック・ゴン 第3号(1998年)
Comnavi Vol.10(1998年)
文藝別冊 手塚治虫(1999年)
メトロポリス The Movie メモワール(2001年)
手塚治虫記念館(第5刷)(2003年)
私のこだわり人物伝(2005年)
僕らの愛した手塚治虫(2006年)
手塚治虫の漫画の原点(2007年)
手塚治虫の「新宝島」(2007年)
フィギュア王No.129(2008年)
東京人 2008年12月号(2008年)
手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから(2013年)
手塚治虫とキャラクターの世界(2013年)
コモ・レ・バ vol.15 Spring2013(2013年)
「バンパイヤ」第二部完結編(2014年)
僕らが愛した手塚治虫<復活編>(2016年)
手塚治虫ぴあ(2016年)
手塚治虫表紙絵集(2016年)
手塚治虫展図録(2017年)
手塚治虫の世界(2017年)
ぼくの旅行記(2017年)
pen 3月1日号(2018年)
pen+ 手塚治虫の仕事。(2020年)
手塚治虫語辞典(2023年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)