ブラック・ジャック
第1話「医者はどこだ!」
『作品内容』
実業家のニクラ(レッド公)の息子アクド(ロック)は札付の不良。
ある時交通事故を起こし瀕死の重傷を負う。
お茶の水博士の経営する病院へ運ばれるが、助かる見込みはない。
ニクラはいくら金を積んでもアクドを助けようとする。
秘書(ハム・エッグ)は力有武やヘック・ベンなどの世界的な名医に相談するが誰もが不可能という。
そんな中、金を積めばどんな患者も治すブラックジャックという医者の名前が挙がる。
ブラックジャックはアクドを治すには代わりの肉体が必要だという。
ニクラに雇われた刑事(ランプ)たちは仕立て屋のデビイを殺人容疑で逮捕してしまう。
裁判でサボテン君がデビイを擁護するが金で口をふさがれてしまい、デビイは死刑の宣告を受ける。
ブラックジャックは手術をたった一人で行い、ニクラに
「アクドが助かった後の責任は持たない」
と言う。手術は成功するがアクドは病室を抜け出してどこかへ消えてしまう。
アクドはデビイの母親のもとにいた。
アクドの顔をした少年は実はデビイであった。
ブラックジャックはデビイの顔を整形してアクドにしただけだったのだ。
その上デビイと母親には外国へ逃げる金まで渡してあったのだった。
警察でドジエモンとカオー・セッケン。
ニクラの部下でテツノのオッサン。
裁判の検事(?)で丸首ブーン。
ヒョウタンツギ、スパイダーももちろん登場。
<参考文献:チャンピオンコミックス>
『一口メモ』
記念すべき「ブラックジャック」の第一作。
この頃ブラックジャックは謎だらけの人物であった。
『図版使用書籍』
手塚治虫 マンガの魅力(1979年)
手塚治虫まんが大研究(1982年)
SPA!2月23日号(1989年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫マンガ大全(1997年)
ダ・ヴィンチ8月号(1998年)
原画の秘密(2006年)
僕らの愛した手塚治虫<激動編>(2012年)
手塚治虫とキャラクターの世界(2013年)
pen 3月1日号(2018年)
pen+ 手塚治虫の仕事。(2020年)
ブラック・ジャック展アートブック(2023年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)