Google
WWW を検索 手塚治虫のすべてを検索



朝日ジャーナル
1989年04月20日臨時増刊号(第31巻第17号通巻1583号)



発行日 編集長 本誌編集部 編集協力 企画協力 発行所 判型
1989年04月20日 伊藤正孝 中町広志,高橋伸児 赤坂英人,岡田隆,福永美佐 長谷川明,米沢嘉博 朝日新聞社 B5判

表紙:藤子不二雄A+構成・神田昇和
HOMAGE TO OSAMU TEZUKA(p.3〜13)
萩尾望都さいとう・たかをちばてつや石ノ森章太郎馬場のぼる永島慎二藤子・F・不二雄石坂啓赤塚不二夫松本零士

私が愛した手塚治虫PART-1(p.22〜29)
手塚さんは天才だ!友人・開高健の感嘆:北杜夫
「アトム」「火の鳥」の作詞に感じる誇り:谷川俊太郎
すばぬけた独創性と卓抜したドラマ性:ジェームス三木
手塚さんの脳だけはどうしても、惜しい:中村桂子
文句を言い忘れた「W3」の主人公名:星新一
「児童漫画家は教師」手塚さんの優しい目:青木雨彦
同じ惑星に生きた幸運を天に感謝する:新井満
長兄からのお土産は「手塚」ばかりだった:永井豪
「われ一人行かんとす」これぞ王者の風格:扇谷正造
手塚マンガの枠組は私の無意識である:夏目房之介
今の時代を描いた手塚漫画の不思議:衣笠祥雄
人類のもつ業に対抗した手塚作品の真髄:糸川英夫
"近代化"をテーマにナショナリズム批判:青木保
人間の運命と存在を考えさせた出会い:津島佑子
庶民の宇宙時代を形成した手塚漫画:中山茂
大胆不敵な仮説と十分納得させる真実:やなせたかし
アニメで勝負賭ける少年の新鮮な青春:川村湊
好奇心と探究心は若き芸術家の精神:横尾忠則
キャラクターグッズこの点でも偉大だ:泉麻人

手塚治虫「ベスト20作品」(p.30〜82)
新宝島:竹内オサム
初期SF3部作(ロストワールドメトロポリス来るべき世界):米沢嘉博
ジャングル大帝:米沢嘉博
鉄腕アトム中島梓
ロック冒険記:高取英
リボンの騎士:村上知彦
ライオンブックス(来るべき人類白骨船長安達が原白縫):山崎浩一
フィルムは生きている:長谷川明
0マン:呉智英
キャプテンKen:四方田犬彦
バンパイヤ:米沢嘉博
人間ども集まれ!:村上知彦
火の鳥(黎明編未来編復活編鳳凰編):大澤真幸
きりひと讃歌:竹内オサム
ブッダ:長谷川明
ブラック・ジャック:呉智英
三つ目がとおる:山崎浩一
陽だまりの樹:上野昂志
アドルフに告ぐ:大澤真幸
ネオ・ファウスト:長谷川つとむ

発掘!幻の絵物語「暴れ馬」:岩家緑郎(p.84〜85)

復刻掲載「ドオベルマン」(p.87〜117)
「いったいどうして俺はこんなに描けるのか」本多勝一

知られざる手塚ワールド(p.120〜123):岩家緑郎
大空魔王火星博士伴俊作まかり通る地球大戦シルクハット物語どろだらけの行進流星王子ハリケーンZ,暴れ馬

朝日賞受賞記念講演から
「手塚治虫が子どもたちに語りかけた漫画作りの原点」(p.124〜128)

わが父・手塚治虫:手塚真(p.129〜132)

不眠不休の"超人"とつき合った日々:伊藤嘉彦,大石高雄,松岡博治,山川紀生(p.134〜137)

石坂啓のアシスタント日記(p.138〜141)

私が愛した手塚治虫PART-2(p.142〜155)
一度も会わなかったことに対する悔しさ:安西水丸
先生の作品は永遠に受け継がれていく:森下洋子
手塚氏の偉大なる「デモクラット」性:小田実
アトムで泣いても恥ずかしくない:小田島雄志
私に寄せた暖かい期待に応えたい:山田洋次
長さの割に入り込む物語展開の魅力:新井素子
「大人漫画家になれ」先生は言ってくれた:秋竜山
同じ宝塚文化の中で育った"わが後輩":森毅
わが子と共有した同時代を生きる感覚:加藤典洋
心の中によみがえるあの耐えざる運動感:田中優子
"科学"というものを素直に謳いあげた人:田原総一郎
偉大な創造者以前にもっとも好ましい人だ:南博
伸縮自在に呼吸する手塚の創造世界:大岡信
作品と人物にみる誠実なキャラクター:灰谷健次郎
夢に向って進む力強いエネルギー:千住真理子
情報収集力のすごさに「負けた」と思った:なだいなだ
考え方を形成された感謝すべき出会い:里中満智子
ものすごい引力で導かれた手塚の世界:赤瀬川原平
高い視点からいつも広く見渡していた:山藤章二
生命の美しさを描く完全な人間物語:亀井俊介
天才らしい終焉にさわやかさを感じた:立川談志
好きになれなかったあのなめらかな線:中村とうよう
手塚マンガを栄養にして育った私の家族:斉藤茂太
露骨に表明されたヒューマニズム不信:芹沢俊介
笑いの中で描かれた滅びた文化の記憶:羽仁進
気くばりと誠実さが笑顔とともに思われる:真鍋博
底知れぬ活力をもつ巨人をなんと呼ぶか:谷川晃一
世界観の中核に輝く一個の明るい星:佐佐木幸綱
せつない想いで とり残されたあの日:小倉千加子
個人的な煩悶を愛に育てた手塚少年:大林宣彦
「安く!」と言って描き続けた手塚さん:永六輔
誠実だったからこそ遅くなった締め切り:サトウサンペイ
世界に類のないイメージ文化の功績:東野芳明

戦後日本文化,そして手塚漫画第三世代にとって手塚治虫とはなんだったのか:山崎浩一,米沢嘉博,四方田犬彦(p.156〜160)

手塚治虫の全体像(p.162〜179)
生と死を永遠の宇宙法則に重ね合わせた歴史観:尾崎秀樹
主人公の死が甘美で残酷な像を結ばせた子ども観:巌谷国士
無限の空間に戦慄した"八歳の詩人"の哲学観:池内紀
描線の魔術を跪拝した漫画の司祭の図像観:松枝到
最先端潮流と共振したアイ・オーブナーのSF観:川又千秋
「物語性」を定着させた巨大な開拓者のマンガ観:副田義也
出版形態の違いが阻んだ海外での出版と評価:小野耕世

手塚治虫のアニメーション世界:森卓也(p.180〜184)

私の好きな手塚治虫キャラクター100人:石上三登志(p.185〜189)

手塚治虫作品リスト&年譜:作成=本誌編集部,協力=森晴路(p.190〜198)